トークイベント出演と、近況の御報告

まず告知です。
 舞鶴には浦岡雄介という人がいます。変な人や物をこよなく愛する、優しい変な人です。その浦岡さんが
 「西舞鶴国際アートフェスティバル2019」というイベントを、氏の主催する西舞鶴のいさざ会館で開催します。
 五年程前に浦岡さんに出会ってすぐ位の頃だかに「なんでいさざ会館始めたんですか?」と聞くと、「俺がやらなきゃ誰がやるんだと思って」という答えを聞いてから、ずっと親しくさせてもらってます。五年も前のことなので、確かそんなカッコ良い返しを聞いたかとは思うのですが、最早定かではありません。思い出は大なり小なり美化されるとは思いますが、今も親しくしているのは本当です。
 その浦岡さんに上記のイベントやるからトークで出てくんない?と頼まれたので、勿体ぶってお引き受けいたしました。
 「西舞鶴国際アートフェスティバル2019」という催しは、平たく言うと「舞鶴キワモノ博」です。期間限定の秘宝館です。とても混沌として猥雑ですが、多分少し、価値観が広がったりすると思います。そんな感じのイベントだと思います。トーク自体は十一月十日の十七時からですが、他にもイベント目白押しです。浦岡さんの愛の濃度のひたすら濃いイベントです。怖いもの見たさで、是非期間中何度もお越しくださいませ。

以下、近況です。
 十月中は何かと忙しくしておりました。
 上旬に義母が亡くなって、妻方実家の丸亀に帰省して葬式をあげました。集落の繋がりが濃い地域で、家での通夜と葬式、御近所お手伝いなどを当事者ながら横目で見、去年の自分の祖母の式場での葬式よりも何か感じるものが多い式でした。

 また有害駆除での捕獲数も多く、今月は十六頭。その中には熊が1頭含まれます。罠にかかる前日、同じ場所で掛かった雄鹿の、止刺しで流れた血に寄って来たであろう母熊。誤捕獲ではあるけれど、ずっと集落のフェンスを乗り越え、鶏舎から数十羽も持ち帰り、食っていたその熊親子(カメラに写っていた特徴が一致していたらしい)。隣集落ではネットに引っかかった鹿を生きたまま襲い、食う熊もいます。
 罠にかかったのは母熊で、子供は山奥へ銃声と共に逃げていきました。宮沢賢治の「なめとこ山の熊」を思い出しながら、市と府の職員の母熊の検体を眺めていました。
 今年度、百頭ほどの動物を、有害駆除獣、として、命を奪いました。人間本位の必要悪かもしれないし、雪かきのような仕事かもしれないとも思います。何も手を打たなければ営農は疎か、人間の暮らしも危ぶまれます。
 今年度の有害駆除最終日に獲れたのは写真の小鹿。この一年、獲物を止める度に、免罪符的な呪文
を口の中で唱えていました。
 人間社会との折り合いで、今年度の有害駆除期間中は捌けないし、食べることが出来ない。来年度にはそんな取り決めも施設が出来る事で、変わるようです。それだけでも、施設を作った甲斐があるかなと勝手に思っています。

 ご報告ですが、十一月一日付で、施設の営業許可が下りました。個人的にはとてつもなく長い道のりでした。。。本当に皆々様のお力添えのお陰です。ほぼ運でした。
 猟期まで、あと二週間です。
 皆様におかれましても季節の変わり目、風邪などひかれませんよう、ご自愛くださいませ。

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